まだ安定期に入る前はなんとなく人には妊娠のことを伝えにくいもの。奥さんが妊娠する前はまったく考えてなかったのですが、実際に当事者になると周りの人があまり妊娠のことをおおっぴらに言わなかった理由がわかりました。
やはり妊娠初期の安定期に入るまえは流産のリスクが高いです。2人の中ではもし流産してしまっても最低限のことは気をつけているのと、妊娠初期の流産は妊婦が理由のものではないとわかっているので、あまり気にしないように考えることは出来るのですが、やはり妊娠を公表して、流産になってしまうと周りの人に気を使わるでしょう。周りの人に気を使われるのが嫌で、妊娠初期の頃はあまり妊娠を公表しない人も多いのではないかと思います。
結婚したときに「聞いてないよ〜!」と友達に言われたことを思い出しました。結婚のことを聞かなかったり、結婚式に呼ばれなかったりすると、その後の友達付き合いもちょっと距離を置かれてしまうときもあります。妊娠もそれと同じようなことなのですが、言うタイミングが難しい。そこで、本に書いてあった妊娠報告の時に注意点を紹介します。
・伝える順番に気をつけよう
仕事関係が一番大切なのですが、奥さんが自分の職場で妊娠を伝える順番は、「直属の上司」→「日常業務のパートナー」→「同僚」の順番が良いそうです。同僚が知っているのに上司が知らなかったなんてことになると上司の顔が立たないので、今後の仕事がしづらくなるでしょう。まず、一番最初に直属の上司に報告することが大切です。
ちなみに、家族の場合は「夫」→「夫の両親」→「妻の両親、兄妹」の順番が良いそうです。うちは一番最初に夫である自分、そして奥さんの両親が先に知って、そのあとに夫である自分の親でしたが、うちの親は特に気にしないのでこの辺りのことは大丈夫でした。
やはり、家族は順番を間違えてもなんとかなりますが、仕事関係は間違えると大変なことになり、休みを取りづらくなったり、気を使ってもらえなくなったりするので奥さんは職場では伝える順番を注意しましょう。また、社内恋愛から社内結婚の場合で、同じ社内に夫婦がいる場合も旦那の上司が妊娠を知っているのに、奥さんの上司が知らないとかも後々面倒な事になる可能性があります。夫婦で職場にいる場合は事前に報告するタイミングを話し合って、同じ日にそれぞれの直属の上司に報告に行くのが良いでしょう。
・相手を広げすぎないようにしましょう
これはどういうことかちょっと良くわからなかったのですが、本には「あってはならないことですが、万が一の場合、広げ過ぎたことでつらい思いをするのはあなた自身です。」と書いてありました。もしかしたら妊娠報告を広げ過ぎたことによって過去の人が出てきたりするとかそういう話でしょうか?
あと、似たようなことだと思いますが、やはり「人づてに聞く」ということを嫌がる人もいるので、話を広げ過ぎるといろんなところへ拡散していく場合があります。そうやって「本当は本人から直接報告を聞きたかった」という人に人づてに伝わるとその人を傷つけてしまうこともあります。
僕は、基本的には報告をした人にも「まだどうなるかわかんないから他の人には言わないで」と言っています。そうすることで話が広がって行くことを防ぐことができ、直接妊娠の報告をしたい人に伝えることが出来るようになります。
・相手によって言葉を使い分けよう
「赤ちゃんを授かりました」「妊娠しました」等を公の場などによって言葉を使い分けることが必要です。うちの奥さんはお酒好きで飲み会の場ではいつもお酒を飲んでいるので、妊娠してから急に飲まなくなると周りの人がなんで飲まないのかとしつこく聞いてきます。
この前20人くらいでバーベキューをしたときもそんな話になったので、奥さんは「妊娠したかもしれないから、とりあえず飲まないようにしている」という説明をしていました。「かもしれない」って便利な言葉だと思います。実際はまだわかってないという前提の言葉なので、その後にもし流産をしてしまったとしても周りの人は「妊娠してなかったんだな」と思って終わりますし、妊娠が順調に進んでお腹が大きくなってきたときでも「やっぱりあの時に妊娠していたんだ」と思ってもらえるので便利だなと思いました。
・まとめ
妊娠の報告って本当に難しいと思いました。選ぶ言葉一つでかなり変わってきますし、報告する順番でも相手への印象を悪くしてしまうこともあります。今後のつきあいがある人やお世話になった人への報告は忘れずにしないといけないことなんですね。
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