入院、出産時のこと 妊娠39週目

妊娠39週目.4 陣痛から、ついに出産!! 一日のスケジュール

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 昨日の定期健診(昨日の記事)では、まだ産まれないどころか、もしかしたら胎盤機能不全症候群かも、、、というような話をしていたのに、まさかの出産です。しかも、天気は大雪。

 そんな出産の一日です。

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・午前9時 朝起きたら雪景色

 土曜日だったので、のんびり寝ていようかと思っていたのですが、9時くらいに奥さんの

「雪だよ、雪。しかも積もってるよ。」

と、いう声で起こされました。

 起きて窓の外を見ると、たしかに外の景色は真っ白です。さすがに、今日産まれたら大変だけど、昨日、赤ちゃんはまだ下がってきていないと言っていたので、大丈夫だろうなと考えていました。

 しかし、9時過ぎに奥さんが、

「おしるしがきたかも。でも、おしるしかどうか良くわからない。ピンクのニュルッとしたものが出てきた」

と、いうのでおしるしが来て、まあそのうち陣痛が来て、痛みが5分間隔になったくらいから病院にいけばいいかなと、考えていました。

 そして、9時20分頃奥さんが、

「ちょっと、陣痛っぽいのがきたかも」

って。

え? 早すぎない?

一応、病院に連絡して状況を説明したら、とりあえず、一度来てくださいとのこと。

一度って軽く言うけど、この雪ならタクシー使おうと思ってるから、 一度って軽く言われても。とりあえず、お義父さんがチェーンを持っているというので、連絡して迎えに来てもらうことにしました。

 

・午前9時半 陣痛開始

 最初、病院に連絡したときは奥さんも「これって陣痛なのかな?」くらいでした。でも、いつの間にか定期的に痛みが来ています。間違いなく陣痛です。

 以前ダウンロードしていたたまひよの胎動・陣痛カウンター【たまカウンタ】で陣痛の間隔を計ると、いつの間にか10分を切っていました。

早すぎ。

さっからまだ数十分しかたっていません。

 チェーンを巻いてから迎えに来るとなると結構時間がかかると思い、先にタクシーで病院に行こうと思ったら、ちょうど迎えに来てくれました。どうやら、雪がまだひどくなかったので、チェーンを巻かずに来てくれたみたいです。

 入院用の荷物が詰まったスーツケースを持って、雪で滑って転ばないように肩を貸して車に乗り込みました。

 後部座席に乗り込み、椅子を倒して寝転がりながら陣痛に耐えます。奥さんは陣痛に耐えながら、陣痛タイマーで陣痛の間隔を計っているのですが、ちょっとみたら、陣痛の間隔が5分をきって3分くらいになっていました。

 早すぎる。

 幸い、まだ雪がそれほど積もってなかったので、チェーンを巻かないでも走れましたが、それでも風は強く雪の勢いもだんだん強くなってくるので、心配です。路面もだんだんと白くなり始めました。

 車内では、たまたまお義父さんがかけていた中島みゆきの「地上の星」が流れていたので、さながらプロジェクトXのようでした。

 

・午前10時過ぎ 病院到着

 雪の中、まだ渋滞もなく、無事に病院に到着しました。急いで車を降りて受付へ。受付で事情を説明すると、とりあえず血圧と尿検査をしてくださいと言われました。

 陣痛で痛いなか、奥さんはがんばって血圧を測り、陣痛の合間をぬって1人でトイレへ行き尿検査をすませて、診察を受けに診察室へ行きました。奥さんが1人で診察を受けているときに、どうやら破水したようです。

 先生の話では、子宮口が6cmくらいまで開いてきているので、このまま陣痛室へ行くとのことで、奥さんに付き添って陣痛室へ移動しました。陣痛室につく頃には、ずっと陣痛で痛がっていて、見ていて辛そうです。

 病院の服に着替えるように言われていましたが、痛くて簡単には着替えられそうにないです。陣痛が軽くなったら着替えれば良いと言われていましたが、あきらかに大変そう。破水で汚れてしまった服を空いていたトートバックに詰め込んで、それ以外の荷物はおいて部屋を出るように看護師さんに言われました。

 とりあえず、まだ時間がかかりそうだから、旦那さんとご家族は一度帰ってくださいとのことでしたので、とりあえずお義父さんとお義母さんと一緒に一旦帰ることにしました。

 

・午後11時 自宅待機

 奥さんの両親と、

「迎えに来てくれてありがとうございました。

 いや〜、大変でしたけど、間に合ってよかったです。

 それにしても、朝はなんともなかったのに、急に陣痛が来てびっくりしました。」

なんて話をしていて、お義母さんが昼ごはんを作ってくれたので、食べることにしました。

 すると、携帯電話が鳴ったので、とってみると病院からでした。

「もうすぐ産まれそうなので来てください」

 

え?

 

もう?

 

 せっかくお昼ご飯を作ってくれたので、急いで3人でご飯を食べて、また病院に戻ることにしました。結構慌ただしいです。

 

・午後12時過ぎ 病院到着

 病院に着くと、入院用の部屋に案内され、奥さんの荷物を部屋の中に入れました。

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 部屋は個室で、結構快適そうです。ベッド、洗面台、トイレ、クローゼット、机、ソファもあってきれいで過ごしやすそうです。

 荷物を運び込むと、お義父さんとお義母さんは、この部屋で待機するように言われ、ぼくだけ待合室で待機するように言われました。

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 外の景色は、どんどん白くなり、完全に吹雪いていました。分娩室に一緒に入って、何かサポートしたりするのかと思っていたのですが、とりあえず、立ち会いの場合も、最後の産まれる瞬間だけみたいです。

 以外と暇になってしまったので、ビデオの確認をしたり、産まれたばかりの他の子を見たりしていました。

 

・午後12時半 出産!!

 待合室で待っていると、看護師さんから

「旦那さんですか?

 もうすぐ産まれるので、これ着て!」

と言われて、青い給食係の割烹着のような服を着させられました。いよいよか、と思って部屋に入ろうとすると、

「ちょっと待って!

 やっぱり奥さんが無理って言ってるから入っちゃダメ!!」

と言われ、割烹着を脱ぐことになりました。奥さんからは事前に、

「あまりにもあられもない姿になっていたら、立ち会い拒否するかも」

と、言われていたので、かなり大変で、気を使えない状態なんだと認識しました。とりあえず、待合室に戻ります。

 待合室では、2,3度奥さんの悲鳴のような声が聞こえましたが、思っていたよりは静かです。しばらくして、赤ちゃんの泣き声が! うちの子が産まれたかな〜なんて思いながらもまだ呼ばれないので、とりあえず待合室で待機。

 しばらくして助産師さんが来て、

「おめでとうございます。産まれました!」

と、伝えてくれました。まだ、お母さんに抱かれているので、しばらくしたら見せてくれるとのことなので、とりあえず病室で待機してもらっている、お義父さんとお義母さんに報告。

 3人で、分娩室の前で待っていたら、子どもだけ分娩室から保育器に乗せて運ばれてきました。ついに産まれた我が子と初対面です。

 産まれたばかりで、とても小さく、新しい世界に来て「ここどこだ?」みたいな感じの顔で、とてもおとなしくしていました。

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 産まれたばかりで、目もまだしっかり開いていません。パッと対面させてくれて、そのあとすぐにお母さんの待つ分娩室へ運ばれていきました。

 しばらくして、旦那さんだけ分娩室に入っていいと言われたので、分娩室へ入ると、奥さんと子どもが一緒に寝ていました。

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 昨日、いろいろあって、早く出てきてとお願いしたからなのか、今日、しかも朝起きて一番調度良い時間に陣痛が来て、僅か3時間ほどで産まれました。まだ父親になった実感が湧きません。もし、もう少し遅かったら雪で動けなくなっていたかもしれませんし、もう少し早かったら病院も開いていなかったので、本当に調度良いギリギリの時間に陣痛が来てくれました。とにかく、間に合って、母子ともに無事に産まれてよかったです。

 正直、立ち会いもしていないし、まだ自分の子どもという実感はありません。抱いてあげたい気持ちもありますが、あまりにも小さくて落としそうで怖いです。産まれたばかりなので、触っても良いものなのかどうかもわからず、奥さんに感謝の言葉とお疲れの言葉を言って、先に病室へ行って待っていました。

 

・産まれたあとの感想

 こんな大きな子どもがお腹に入っていたと思うと、とても不思議です。寝ている姿を見ているととてもかわいくていつまで見ていても飽きません。多分、これはどこの父親も同じ気持なんじゃないでしょうか?

 そのあと、別室に分けられて、ガラス越しに子どもを見ていましたが、泣いている姿を見ると、駆けつけてあげたくなります。これは、少しずつ親心が芽生えてきた証でしょうか?

 

・立ち会い出産が出来なかったことについて

 正直、立ち会いはしたかったですが、現場の奥さんの意見を尊重したかったので、問題ないです。でも、ちょっと立ち会いしたかっとという気持ちもあります。

 今回、陣痛から出産が早すぎたため、なんとなくバタバタと進んで、気がついたら産まれた感じで、自分が何も出来なかったので、父親になった実感が薄いというのもあるので、旦那さんに父親の自覚を持たせたい妊婦さんは立ち会いをさせた方が良いと思います。もっと助産師さんに怒られたりしながら、手伝うのかと思っていましたが、何もできませんでした。

 ある立ち会いをした友達が言っていたのですが、立会い出産をしたところ、その後、奥さんのことを女として見れなくなったと言っていたので、そのあたりは考慮しながら立ち会いを許可した方が良いかもしれません。

 

 何にせよ、本当に無事に産まれてくれてよかったです。

 病院からの帰りは完全な雪景色でした。

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 この状態のときに陣痛が来ていたら、道路は渋滞するし、雪で動けなくなると思うと、本当に早めに陣痛が来てよかったです。案の定、帰りの道路で何台も車が立ち往生していて、家の近くでは道のどまんなかで停まってしまって、動けなくなった車もいました。

 この辺りでは、こんなに雪が降ったのは20年ぶりだそうです。

 

 これで、このブログは終わりです。

 次回からは新しいブログへ引っ越すので、そちらもよろしくお願いします。

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