先日、図書館で「おなかの赤ちゃんと話せる本」という本を借りてきました。かなり勉強になる本で、夫婦で読むと夫婦の絆と、赤ちゃんとの絆が深まる良い本です。
面白かったので紹介します。
1.赤ちゃんはお腹にいたときのことを覚えている
この本を読んで一番驚いたことは「赤ちゃんはお腹にいたときのことを覚えている」ということです。まあ、なんとなくそういうこともあるだろう、とは思ったこともありますが、この本では実際の出来事とちゃんと合致した記憶を子供たちが持っていることを紹介しています。例えばある2歳の子が、
「おなかの中にいたときね、木とか、ビルとか、電気とかが見えたよ。雲とかオレンジ色で、夕焼けみたいだった。道路もオレンジ色だった」
(お腹の赤ちゃんと話せる本)より抜粋
という話がありました。実は、この子のお母さんは妊娠中によく夕日を浴びながら海沿いを散歩していたそうです。不思議ですね。
また、別の3歳の子は、
「おなかからみた2月は、29日まであった。おかしいな」
(お腹の赤ちゃんと話せる本)より抜粋
と、2月のカレンダーを見て言ったそうですが、お母さんはうるう年の2月が29日まであるカレンダーを見せたことはないそうです。しかも、この子の生まれた年はうるう年だったそうです。この本によると子供はお腹の中から外を見ているようです。
不思議なことですが、本当に子供が話したことで、子供にはお腹の中のときの記憶があるそうで、更に、親がお腹の子供に多く話しかけた子供ほど記憶があるようです。
2.父親がお腹に話しかけるとなつかれやすくなる
お腹の子供に話しかけることで生まれたあとにも影響が出るようです。子供がお腹にいるときに仕事が忙しくてあまり家にいなかったり、奥さんと話をしなかった父親は生まれたあとに子供になつかれないという結果もあるそうです。
子供は父親の声をよく聞くことでちゃんと認識して、生まれる前から話しかけることによって、生まれてからなつきやすくなるそうです。
父親が結構がんばって話しかけると、子供が生まれたあとに「ぼくお父さんのお腹の中にいたんだよね」っていうらしいので、ぼくはなるべくたくさん奥さんのお腹に話しかけるようにしています。
3.赤ちゃんはいろいろ教えてくれる
夢に出てきていろいろと教えてくれることもあるようです。ある人は夫婦で同じ名前の夢を見て、その名前を子供につけたそうです。また、ある人はお腹の赤ちゃんに生まれてくる日やまだわからないような状況で性別を聞いたらちゃんとあたったそうです。
また、体調が悪い時には食べた方が良い物を教えてくれたり、体の冷えを教えてくれるときもあるそうです。
残念ながらこういう体験は父親には出来ないですが、それは苦労して子供を産む母親の特権でしょう。
4.まとめ
お腹の子供は何もわからないと思わないで、ちゃんと意識してあげることで自分たちの意識も変わり、子供の生まれてからの成長にも役に立つことがわかりました。
妊娠関係の本の中で一番読んでよかった本かもしれません。薄い本なので簡単に読めますし、我が家は夫婦で読むことで夫婦の絆が深まったと思います。
この本のおかげでまだ生まれていないですが、すでに3人家族になったような気持ちになれました。
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