妊娠22週目〜36週に赤ちゃんが産まれてしまうのを早産といいます。っていうことは現在は23週目なので、すでに産まれてくる可能性もあるってことなんですね。
早産についてあまり知らなかったので、調べてまとめてみました。
1.早産は育つ可能性が高い
妊娠22週〜36週に赤ちゃんが産まれてしまうのを早産といいますが、流産とは違って、現代の医療技術のおかげで育つ可能性は非常に高くなっているそうです。お腹の中で完全に出来上がってないのに生まれてきても生きられるってすごいですね。
しかし、できれば避けたほうが良いのが早産です。
2.早産の原因
早産は母体側に原因があることが多く、妊娠中毒症や子宮頸管無力症、子宮筋腫、過労、振動などが引き金になると言われています。ちなみに子宮頸管無力症(しきゅうけいかんむりょくしょう)とは、「体質的に子宮口がゆるく、赤ちゃんが大きくなると支えきれなくなって、流産や早産を繰り返してしまう」ものです。こういう場合には、妊娠12〜19種くらいに緩んでいる頸管をテープで縛る手術をすれば大丈夫だそうです。
ちなみに早産になりやすい人は、
・過去に2回以上早産をしている
・妊娠中毒症、糖尿病、心臓病などの疾患を持っている
・常に精神的なストレスを強く受けている
・生活が不規則で、いつも過労気味
・子宮筋腫や子宮頸管無力症の人
・双子などの多胎妊娠や前置胎盤の人
だそうです。こころ当たりがある方は医師に相談してみましょう。
3.早産の症状
早産は、普通の分娩と同じように進行します。周期的にお腹が張る、出欠がある、破水するなどの兆候が出たら危険信号ですので、すぐに医師に相談しましょう。切迫早産の状態なら、まだ食い止めることはできるそうです。
4.早産の予防
早産を防ぐためには、次のようなことに注意したほうが良いそうです。
・妊娠中毒症にかからない
・規則正しい生活を送り、無理はしない
・乗り物は避ける。とくに車や自転車、バイクなど振動が伝わりやすいものには乗らない。
・セックスは控えめにする
・おなかをぶつけたり圧迫しない
・おなかが張ったら、すぐに横になって休む
などです。
5.早産の治療
切迫流産と同じで、安静が第一です。必要に応じて、子宮収縮抑制剤の投与を受けます。破水している場合には、最近感染防止のために、抗生物質が投与されます。
どちらにしても医師の指示にしたがって、一日でも長く赤ちゃんがお腹の中にとどまれるように、できるだけの努力をしましょう。
6.早産になっても
早産で1000g以下の超未熟児の赤ちゃんが産まれた場合でも、いまは70〜80%は育つそうです。食い止められなくても悲観しないで、医学の力を信じましょう。
水谷 栄彦,南 龍寿 静岡学術出版 2013-03-06
売り上げランキング : 631171
|