胎児がお腹の中で成長するにしたがって、奥さんと、「どんな育て方をしたいか?」という話が多くなってきます。「テレビをあまり見せない」「キャラクター商品にはまらせない」などいろいろと実践したいことはあるのですが、そのために今できることを考えてみました。
1.好き嫌いがない子供にするために
ぼくは、好き嫌いがないです。小さな頃は「あさり」がよく採れる浜名湖の近くに住んでいたのにあさりがだめで、あさりを食べると蕁麻疹が出てしまっていました。しかし、夏になると誰かがあさりを取ってきて、家においていくのでそのときにはぼくもあさりを食べると蕁麻疹が出るということを忘れてしまって食べてしまいます。そんなことを繰り返しているうちにいつのまにかあさりを食べても蕁麻疹が出ないようになって、今では普通にあさりの味噌汁とか酒蒸しとかを食べるようになりました。
うちの奥さんも好き嫌いはないですが、人参とかぼちゃは、食べられるけどあえて食べたくはないらしいです。
でも、自分たちの子供が出来て「お父さんこれ苦手」「お母さんこれ苦手」なんて言っていたら子供も同じように食べなくなってしまいそうなので、妊娠してからは奥さんは栄養バランスを考えて人参も食べてくれるようになりました。
子供に好き嫌いをなくすためには、まず自分たちが好き嫌いをなくさないと、子供に「好き嫌い言ってはいけません」なんて偉そうなことは言えないと思います。ただ、アレルギーで体が受け付けないような物は食べなくてもも良いと思いますが、栄養バランスよく食べてもらうためには自分たちがなんでも食べられる姿を見せて、子供には好き嫌いをなくしてもらおうと思って今から栄養バランスの良い食事を家で食べるように二人で考えています。
2.テレビを見過ぎない子供にするために
テレビは自分たちでさえ、気を抜くとダラダラと見続けてしまう怖さがあります。子供なんて注意しないとずっと見続けてしまうと思うし、テレビという何も考えないで情報を与えられるメディアはあまり好きではありません。
子供にはTV漬けになってもらいたくないので、自分たちがまずテレビと距離をおくことにしました。まず、「見たい番組があったら録画する」ということで、テレビにかじりつかなくても録画してあとでゆっくり観るようにしました。録画しておけば1時間番組なら1時間番組を観終わったらテレビを消すタイミングができますが、録画していないと1時間見てもそのまま次の番組を見続けてしまうことがよくありました。録画をすることによって、「どうしても見たい」と思う番組だけ観ることができ、テレビ時間を減らすことができました。
また、夕食中はテレビを消すことで夫婦の会話の時間が増えたので、これも子供が出来ても続けていこうと思います。
3.キャラクターにはまらせない
なんとなく「商業的なにおいがする」キャラクターは好きになってほしくないです。子供にそういう物があることを知られないように、と、いうか我が家は二人共キャラクター物が好きではないため、家にはディ◯ニーなどの商品もありません。
ある程度大きくなって自分で分別がつくようになってから、キャラクターを好きになるのであれば良いと思いますが、なんとなく小さな頃からそういった物にはまって欲しくないのです。
やっぱり、最初から名前があって性格やプロフィールなどが決まっているものより、名前もない動物の人形とかに自分で名前をつけて想像力を使って遊んで欲しいのです。
そのために、今から家の中からキャラクター商品をなくすようにしています。あとは、ぼくの漫画をスキャナでスキャンして電子書籍化して捨ててしまえば完璧だと思うのですが、もう少し時間がかかりそうです。
4.まとめ
子供の躾のためには、まず自分が子供に言える立場にならないといけないのではないかという考えがあるので、そのためには生まれる前から自分自身を鍛えないといけないと思いました。
自分が朝寝坊するのに、子供に朝早起きさせることは難しいと思います。
子育てはそれぞれの考え方なので、上に書いたことはあくまでぼくのしたいと思っている育児方法です。自分がちゃんとした父親になれるかどうかはわかりませんが、せめて子供に注意することは自分ができているようになりたいと思います。その根底には自分自身が父親に父親自身が姿勢が悪いのに姿勢のことを注意されたことが嫌だったという記憶があるからでしょう。なので、注意するには自分自身がしっかりしないといけないと感じました。
子供ってお腹の中にいるだけで、親をしっかりさせる力があるんですね。
ちゃんとした父親になれるためにまだまだ精進が必要です。
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