僕はもともと子供が好きでしたが、奥さんが妊娠したことによって、より子供に興味を持つようになりました。そうなってくると今まで気にしてなかったことが気になりだしたり、友達が自分の子供に接する接し方が気になったりして、なんとなく自分も父親になる準備をしているのだという気がします。
今は、ほぼ家で仕事をしているのですが、周りが結構家族世帯が多く子供の声が良く聞こえます。さらに、子供をしかる親の声も良く聞こえてくるのですが、やはり今までより気になるようになりました。たまに子供に対して怒鳴る親がいるのですが、なぜなんでしょう? 怒鳴る事は必要なことなのでしょうか?
・なぜ親は子供に怒鳴るのか?
夏なので家で仕事をしているときは基本的には窓を開けっ放しにして仕事をしています。そうすると外の声も結構聞こえてくるのですが、たまにお母さんが子供に対してヒステリックな怒り方をしている声を聞いてしまいます。
「早くこっちに来なさい! 帰るっていったでしょ!!」
と、個人的には「そこまで怒らなくてもいいんじゃないか」という様な内容で子供を叱りつけている声を聞くときがあります。その後は子供の大泣き。お腹の底から大きな声を出して、
「うゔぁ〜〜ん!! うゔぁ〜〜〜〜〜ん!!!!」
と、まるで断末魔の叫びのように大声で泣いているので良く聞こえてきます。自分はまだ親になっていないので、わからないのですが、そこまで怒る事ってあるのでしょうか?
気になったのがお母さんの怒り方。とにかく大人である僕が聞いてもこわいくらいのしかり方。よく思い出してみると自分の母親も怒るとあんな感じのちょっとヒステリックな声を出していたような気がします。気になったのがそういう声で怒る必要性があるのかどうか?
やっぱり子供が言う事を聞かないから親は子供を怒るのだと思うのですが、その言う事を聞かない理由を聞いてみたらどうなのかと考えてしまいます。
・僕が考える親が子供を怒鳴る事が必要なとき
まだ、親になってもいないので偉そうなことを言ってすいません。実際に子供がいる方は無視してくださって結構です。
僕が考える親が子供を怒鳴る事が必要なときは、
1、他人を傷つけることをしたとき
2、自分自身を傷つけることをしたとき
う〜〜〜ん。
いろいろと考えましたが、この2つしか思い浮かびませんでした。やはり人を傷つけるような行動、例えば、兄弟喧嘩で強い上の子が下の子をいじめるとか、抵抗できないような相手を傷つける行為は怒鳴って怒っても良いと思います。
また、子供は何が危ない行動なのかわからないと思うので、子供が危ない行動をしようとしたら、なんとしてでも親は止めてあげないといけないと思い、自分自身を傷つけるような行動をしたときには怒鳴ってでも止めないといけないと思います。
子供も毎日毎日怒鳴っていれば慣れてしまうので、必要なときだけ怒鳴って怒るようにしないといけないのかなと、思いました。
・親になったときの自分への戒め
ここまで偉そうなことを書いてきましたが、結局はまだ自分も親になっていないので、実際に自分がどうなるかはわかりません。子供が言う事を聞かなかったりしてついつい怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。
ここに書いておくのはある意味、「自分自身への戒め」のつもりもあります。やはり、子育てが始まれば今より必ず忙しくなりますし、大変なことも増えてイライラしてしまうこともあると思います。これは、子育てに対する理想が高ければ高いほど、現実で上手くいかなかったときのギャップで苦しんでしまうのではないかと。
最近、お母さんになった友達は子供が泣いているときに、同じ目線に合わせて座ってまず「なんで泣いているのか?」というところを理解しようとしていました。その姿を見て自分も子供をちゃんと理解でき、会話をする親になりたいと思い、その思いを込めてこの記事を書きました。
無事に子供が産まれてきたとき、子育てが大変になったときにはもう一度この記事を読み返そうと思います。
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