チャイルドシートってベビー用品の中で一番高い買い物だと思います。しかも、種類がたくさんあってどれを購入したら良いか迷うので、今回お店でいろいろと話しを聞いて来ました。
これから購入する人は、かなり参考になる話が多いと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
今回お店に置いてあった商品は「エールベベ」「Aprica」「Combi」だったので、その3つのメーカーのチャイルドシートについて、いろいろと教えてもらいました。
1.条件を伝える
店員さんを呼んで自分たちの条件を伝えました。
・保育園の送り迎えで車に頻繁に乗せることになりそう。
・車は平成21年式のキューブ
・新生児用
・乗せ降ろしのときに回転するタイプ
という4つの条件を伝えていろいろと調べてもらいました。
2.車に装着できるかどうか?
これが、一番役にたった情報でした。
キューブはかなり一般的な車なので、大抵のチャイルドシートなら装着に関して気にしなくても良いと思っていたのですが、回転タイプだと運転席の後ろ側にしか装着できないという事実がわかりました。
助手席の後ろ側だと、後部座席の足元に工具入れのスペースがあって、床の耐久性がなく、安全性が確保できなくなるので、つけられないということでした。
3.回転タイプと固定タイプの違い
今回欲しかったチャイルドシートは、車に乗せたり下ろしたりするときに、チャイルドシートを固定した後でも回転させることができて、車への乗せ降ろしが楽だと言われているタイプです。
回転タイプの固定方法は、後部座席の床につっぱるためのバーを装着して、座席はシートベルトで固定するようになっています。
固定タイプのチャイルドシートは、シートベルトで装着するタイプと「ISOFIX」というタイプがあるそうで、ISOFIXの場合は最近の車だと後部座席にチャイルドシート装着用の金具があって、そこに差し込むだけでガッチリ固定できるそうです。その場合は装着の間違いがなく簡単なため安全性が高いと言っていました。
回転タイプのチャイルドシートは基本的に、車に子どもを乗せ降ろしするときに、横向きでは止まらないようにできているそうです。うちの奥さんが乗せるときに止まらないのが気になると言っていましたが、店員さんの説明によるとどのメーカーも横向きでは固定されないように作られているとのことでした。
理由としては、横向きで固定されるポジションがあると、走行中に赤ちゃんがぐずったりしたときに、後部座席の隣にお母さんが乗っていたら、チャイルドシートを横向きにしてあやしたりしたくなることが想定され、車が走行中に赤ちゃんが横向きになると、安全性を確保できないから、できるだけ走行中は横向きにならないように、横向きでは固定されないというメーカーの方針だそうです。
回転式と固定式の違いとして、チャイルドシートの長さがありました。
回転式の方が、チャイルドシートを回転させる必要があるため、固定金具など多くなり全長が長くなるそうです。今回3つのメーカーを実際に量ってみましたが、
・エールベベ 70cm
・Combi 60cm
・Aprica 65cm
くらいで、Combiが一番全長が短かったです。運転席の後ろに大きなチャイルドシートが置かれると、運転席をあまり下げられなくなるので、なるべく小さいチャイルドシートが良さそうでした。
回転タイプは毎日子どもを送迎したりして、乗せ降ろしが頻繁にある場合はオススメだと言っていました。しかし、固定タイプに比べて装着が大変なことが多く、数台のクルマでチャイルドシートを載せ替えたりすることが多い場合は、固定タイプの方が回転タイプに比べて軽量で、装着も楽なので便利だそうです。
回転タイプより固定タイプの方が、金額で1万円以上安いので、あまり子どもをクルマに乗せることがない人は、固定タイプでも良いかもしれません。
こちらは、固定タイプで長く使えるイギリス製のチャイルドシートです。
「0歳(新生児)から7歳まで使えて2万円を切るjoie(ジョイー)のチャイルドシートがおすすめ」
4.それぞれのメーカーの違い
回転式のチャイルドシートを比べて見て、それぞれに特徴があることがわかりました。
・エールベベは回転が楽
エールベベの回転タイプのチャイルドは回転させる動作が、他のものに比べて楽でした。
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レバーの位置がわかりやすく、握りが丸くなっていて、簡単に回すことができます。しかも、回した時に他のものより音が静かで、赤ちゃんが寝ているときに起こしにくいと説明してもらいました。
・Combiは小さい
Combiは一番全長が小さかったです。後部座先が狭いクルマでも積みやすそうでした。Combiは全体的に見て万能選手という感じでした。
・ベッドタイプになるのはApricaだけ
基本的にチャイルドシートは新生児のときは、クルマの進行方向に対して後ろ向きの姿勢で乗せ、大きくなってきたら椅子の向きを替えて進行方向を向かせるように座らせるようになっています。
しかし、Apricaのチャイルドシートだけは、新生児のときにベッドのように横向きに寝かせられるポジションになります。
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ベッドの様になる利点としては、「赤ちゃんが寝やすい」「長距離移動には良い」「フラットに寝かせられる」などの利点があるそうです。
チャイルドシートには推奨の乗車可能時間があるそうですが、ベッドタイプの場合は他に比べてその時間が長くなるそうです。長距離移動が多い人には向いていますね。実家が遠く、里帰りに片道2時間以上かかる人には良さそうな感じでした。
5.グレードによる違い
メーカーごとの違いがありましたが、あとは好きなメーカーを選んでグレードを選ぶだけです。グレードの違いを聞きましたが、どのメーカーもほとんど同じような感じで、グレードによる一番の違いは「メッシュ部分の多さ」でした。
グレードが高くなればなるほど、チャイルドシートに使われるメッシュ素材の部分が多くなり、通気性がよくなることで、赤ちゃんが快適に過ごせるようになるとのことでした。
他に、グレードが上がると、「取り外さなくても肩ベルトの高さが調節できる」や「取り外さなくてもヘッド部分の高さが調節できる」という特徴がありました。あとは、パッドが追加で入っているとか。そんな感じです。
あとは、チャイルドシートに「日よけ」が付いているかどうかです。日除けは、取ることはできるけど、後からつけることはできないので、もし必要であれば最初に付いているタイプを購入する必要があるとのことでした。
日除けは、あれば越したことはないけど、なくても支障はないそうです。赤ちゃんをクルマに乗せているときに、直射日光が当たらないようにしたり、エアコンの風が直接あたるのを防ぐのに便利だと言っていましたが、クルマの後部座席は日よけガラスになっていますし、エアコンの風はコントロールすれば直接あたらないようにできるので、日よけはなくても良いという結論になりました。
6.まとめ
チャイルドシートを買うときには、一度店頭へ行って説明を聞くことをオススメします。クルマへの適合などを調べてくれたり、思わぬ情報を教えてくれたりするので、ネットで購入しようと思っている人も、一度店頭へ行って話を聞くと良いです。
できれば、できるだけ品数が豊富なお店で確認したほうが、より多くの情報を得られるので、参考になると思います。
ちなみに、現在購入予定のチャイルドシートはこちらの商品です。
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家のクルマのキューブにも載せられることがわかり、値段も手頃なのでこちらにしようと思っています。